クリヤマホールディングス株式会社（以下、「当社」）は、北米において、業界トップクラスの技術と品揃えを誇る産業用ホースメーカーとして、5つの製造拠点と北米全域をカバーする物流網を有しております。ホース事業の更なる競争力強化の一環として、本年４月より、カナダにおける物流倉庫を、現在のオンタリオ州ブラントフォード市から同州ウッドストック市へ移転・拡張しております。
5月19日、大阪の本社において、当社のウッドストック市への進出を歓迎し、Jerry Acchione市長とLen Magyar開発部長官による表敬訪問を受けました。
（左から、クリヤマホールディングス㈱代表取締役CEO 小貫成彦、ウッドストック市長Jerry Acchione氏、開発部長官 Len Magyar氏）
面談では、小貫CEOが、北米ホース事業を含む当社グループの概要・事業戦略、移転先をウッドストック市に決定した経緯等を説明し、Jerry市長より、大手自動車メーカーをはじめ日系企業の進出が増加傾向にあること等の説明がありました。
更に、Jerry市長からは、「クリヤマの成長はウッドストック市の成長につながります。今後も良きパートナーとして協力し合い、人材の雇用や開発についてサポートさせていただきたい」と力強いメッセージがあり、最後に、小貫CEOはJerry市長と熱い握手を交わし、お互いの成長と発展を祈念しました。
北米においては、55年以上の歴史と共に培った現地密着型のマネジメント体制を構築しておりますが、行政機関と強固な信頼関係を築くことにより、事業の成長のみならず地域社会への貢献が図れるものと考えており、今般の市長の来訪は大変意義深いものとなりました。今後も、地域社会との良好な関係を基に、北米市場での更なるマーケットシェアの拡大に努めてまいります。
【Kuri Tec Corporation(以下、「KTC」)倉庫 移転・拡張について】
１．新倉庫の面積
約12,900㎡/約139,000 sqf
(旧倉庫面積 約5,480㎡/約59,000 sqf)※約2.4倍に拡張
２．背景・目的
カナダにおいては、1984年、Kuriyama Canada, Inc.(以下、「KCI」)が現在のオンタリオ州ブラントフォード市にて創業以来、約40年にわたり、同じ場所で、KCIが製造・研究開発を、KTCが販売・物流・組立を担ってまいりました。今後の更なる成長に向け、KCI、KTC双方のスペース拡張及び機能拡充を図るため、KTC倉庫を同州ウッドストック市に移転・拡張することを決定いたしました。
３． 期待される効果
（１）物流・組立機能の強化
移転先は、オンタリオ州最大の幹線道路沿いに位置することに加え、拡張により十分な品揃えと荷捌きスペースが確保できることから、より効率的な配送が可能となります。加えて、アッセンブリーを始めとする付加価値機能の向上を図るスペースを拡大することで、さらなる競争優位性の獲得に努めてまいります。
（２）製造機能の強化
移転後の空きスペースに、コンパウンド、ホース製造ライン及びリサイクル機の増設が可能となり、KCIの製造効率の向上及び生産能力の増強が期待できます。
以上
